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積志リコーダーカルテット

SEKISHI RECORDER QUARTET

積志リコーダーカルテット(SRQ)は静岡県浜松市で活動をしているアマチュアリコーダーアンサンブルです。1972年の結成以来、50年以上の歴史を持つグループです。メンバー自身の編曲を中心に、ルネッサンス・バロック・クラシックからJ-POP・アニメ主題歌までに及ぶ非常に幅広いレパートリーと、リコーダー製作者のメンバー作のルネッサンス・バロック・モダンリコーダーの使い分けが特徴です。関東・関西・北海道・九州など日本各地で演奏を行なっています。2015年に台湾で開催されたアジアリコーダーフェスティバルには日本代表としてゲスト招聘されました。編曲楽譜集「積志リコーダーカルテット編曲集」全15集がリコーダーJP社から出版されています。

■「積志」

「積志リコーダーカルテット」の「積志」は『せきし』と読みます。1984年、まだグループに名前がなかった頃、コンサートを行なうに際して何か名前がなければということになりました。「浜松リコーダーカルテット」とか「遠州…」みたいな候補も挙がったのですが、既にそういう団体があるかもしれないし、だいいち浜松を代表しようなんて大それたことも考えていなかったため、いつも練習を行なっていた山田氏の自宅の所在地「浜松市積志町」から取りました。言葉の響きがちょっと「セクシー」に似てなくもないか、ということもありまして。

というわけで「積志」は町の名前です。浜松市内を走るローカル鉄道の遠鉄電車に「積志駅」がありますし(小さな無人駅です)、「積志小学校」や「積志中学校」もあります。「積志郵便局」や「積志公民館」も。浜松市民なら誰でも「積志」が町名だということは知っています。

でも時々聞かれるんです。浜松以外の方に。「『積志』って、『志(こころざし)を積む』と書きますが、皆さんの信条なんですか」みたいな質問。いえ、残念ながら我々はそんなに志は高くないんです。単なる町名で、それ以上の意味はありません。でもそう言われてみると確かに『積志』ってちょっと道徳っぽいというか宗教っぽいというか、そんな秘めやかな香りのする言葉です。ちなみにこの『積志』の町名、明治時代にこの地域にあった「積志講社」に由来するようです。

 


■SRQの歴史

積志リコーダーカルテットの歴史は1972年に遡ります。最初の10年間は人の動きも多く編成も変わりましたが、1982年からほぼずっと四重奏の活動が定着しています。かつては青年だったメンバーも年と共に円熟(老化)に向かってすっかりおじさんグループになり、一時はメンバーの平均年齢が60歳を越えたものの、2015年に若い内海さんが加入して平均年齢は五十代前半に戻りました。 過去のメンバー推移はメンバー変遷表をごらんください。


1975年、浜松の喫茶店「ユングフラウ」での演奏会の時のスナップ

■活動範囲

演奏会記録・予定のブログにあります通り、年に十数回の演奏会を行なっています。 年2回の

日本福音ルーテル浜松教会での定例コンサートなど浜松を中心とした地域での活動の他、関東、関西から九州まで12都県にわたってコンサートを行っています。

■レパートリー

レパートリーは、ルネッサンス・バロック・クラシックから現代・ジャズ・アニメ主題歌と、幅広いジャンルにわたっています。積志リコーダーカルテットの活動の特徴の一つにメンバー自身によるオリジナル編曲によるものです。

メンバーが編曲を始めたのは二十数年前、地元の小学校のミニコンサートで「茶色の小びん」を生徒と一緒に吹いてくれと頼まれた時、単に教科書の曲を一緒に吹くだけじゃつまらないので、グレンミラー風にアレンジして吹いたのがきっかけです。「楽譜がないなら自分で作ればいいんだ」と気付いた感動は忘れられません。

ルネサンスやバロックなどリコーダーのために書かれた曲はもちろん美しくて素敵ですが、我々はそればかりだと飽きてしまいます。メンバー全員が吹奏楽やオーケストラの経験があることからクラシック音楽には親しみがあり、ポピュラー音楽やJ-POPも好きですし、子供向けにはアニメソングも、という具合に編曲するうちに自然にレパートリーが広がりました。

これまで30年以上にわたって作りためてきた曲の中から様々なジャンルの曲をピックアップして「積志リコーダーカルテット編曲集」シリーズ全15集として出版されています。掲載曲の演奏動画はSRQ YouTubeページからごらんになってください。

■使用楽器

演奏する曲の時代や曲想によってさまざまなタイプの楽器を使い分けます。

  1. バロック・リコーダー(モダンピッチ/a1=442Hz)
  2. バロック・リコーダー(バロックピッチ/a1=415Hz)
  3. ルネサンス・リコーダー(a1=466Hz)

楽器の種類としては、クライネソプラニーノ(手のひらに収まってしまう小ささ)からソプラニーノ・ソプラノ・アルト・テナー・バス・グレートバス・コントラバスを使います。一つの演奏会に使用する楽器の総数が4人で30本ほどになることも珍しくありません。

 


←たまに本番で間違って違う調の楽器を取ったりする失敗もあります。


水族館のアナゴの巣の趣き。


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